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溺れるナイフ  1~14巻

溺れるナイフ(1) (講談社コミックスフレンド B)溺れるナイフ(1) (講談社コミックスフレンド B)
(2005/03/11)
ジョージ 朝倉

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【あらすじ】
どうすればいいのか わからないけど 欲しいのはこの子だけだ――。せめぎあい、追い上げ、追い込んでいく、破裂寸前の十代のこころを描いたジョージ朝倉の最新作!


こちらも大好きな作品です。昨年久々に続巻の13巻が出た時に読み返して感想を下書きしたままでした。で、14巻の感想もどさくさに紛れてちらっと入れてみました。
ジョージ朝倉さんは好きなんですけど重い展開になってくると読んでてしんどくなる時がある・・・と以前は思ってたんです。恋文日和の3巻とかピースオブ・ケイクも急に重い話になって・・・と、一時ちょっと読まない時期もあったんですがでも読むとやっぱり面白いんですよね。

でもって、この時期他の作品も読み返したらね、重い展開でも全然しんどく感じなかった・・・。その時の自分の精神状態のせいなのか、自分が年齢的にどんどん主人公たちとかけ離れてきたせいなんでしょうか・・・


ある事件をきっかけに歯車が狂っていく・・・
画像 2775


ここからネタバレ▼




ティーンモデルをやっていた夏芽は家の事情で家族揃って田舎の町へ行き宿の経営をすることに。ここで元モデルの女の子と町の男の子・コウとの恋と言ったら女の子の方が危うげな雰囲気なのかと思いきや男の子の方が地元の有力者の子である種のカリスマというか古くから伝わる不思議な力を持ってるような感じで・・・と、コウちゃんの方がなぜか存在感が半端無いです。

そんな彼のことを意識している夏芽が、自分を認めさせたいという気持ちで再びモデルとして写真集を出すことに。それをきっかけに付き合い始めた2人ですが、写真集を見て夏芽に執着する若者によってお祭りの夜、拉致され襲われそうに・・・。
コウは権力者の息子で町では大人でもコウには何も言えず、夏芽にとっても絶対的な存在。コウならきっと助けてくれると思ったけれど中学生のコウは大人の男性の犯人に大怪我を負わされてしまう。誰にも負けないと思っていた彼に対して絶対的な憧れというか強さを感じていた夏芽はそんなコウの姿を見て心のどこかでガッカリしてしまう。
それはコウにも伝わって・・・。

そして、町中で噂が広がり夏芽は好奇の目に曝されてしまう。
2人は結局別れてしまいますが原因は夏芽の身に起こったことが理由ではなく。それは夏芽にとって絶対的な存在だと思っていた気持ちだったり、コウ自身もこの田舎の町で大人さえも自分に従っていたという自分自身の自信喪失と夏芽の今までと違う自分に対しての見る目だったりして・・・。
一応、未遂なんですが普通だったらそれがトラウマになったとか事件中心になりそうなところを一つのアクションというかターニングポイントにしてしまうところがすごいです。

画像 2828



コウが暴力に走ってしまってからは、夏芽目線で大友に引かれていく描写がとても丁寧に描かれてました。私も少しずつもう大友でいいんじゃないかって思ってしまうくらいにコウの暴力行為とか見てると思ってしまったり。
大友と夏芽の恋だったらなんだかとても素敵な青春ラブストーリーになるんですけどね。だけど、やっぱりただの普通の女の子だったらの話です。夏芽は田舎で埋もれている普通の女の子では無いから。
事件から2年経ち夏芽のもとに広能さんらが来てそろそろ仕事をしないかと。

途中からコウの義弟や大友目線でも物語が平行して書かれていくようになってきて色んな視点で書かれていくことによってコウのことを絶対的な存在としてだけじゃなく、彼の家での大変さとか自分自身でも夏芽を救えなかったことや夏芽から期待外れの烙印を押されたことから抜け出せないコウの思いも切なかったです。

夏芽がどんどん大友に引かれていく時は大友いい奴だし・・・と思っていんだけど、やっぱりコウが救われて欲しいし、早く夏芽によって救い出してあげて欲しいと思ってしまいました。

夏芽は特別な存在であっても感覚が普通の女の子なので読みやすいです。モデルの仕事でカリスマぽい感じをみせつつも感覚自体はズレてないというか。たまに作者の作品って痛々しい十代が出てくるのですがヒロインが読みやすい共感できる子で良かったと思いました。

夏芽と大友が付き合う前にお互い少しずつ惹かれて行くような感じで読んでいた時はすごく大友でもいいんじゃないかとキュンとしてたんですが二人がいざ付き合ってしまうと、やっぱり大友と夏芽じゃなんだか嫌、やっぱり夏芽はコウちゃんじゃなきゃ!とカナみたいに思ってしまいました。

カナは最初すごくいい子だったのに結構暴走キャラになって壊れてきましたね。
作者の作品の中でたまに危うい十代の子が出てくるけどそれは、夏芽じゃなくてカナの方でした。
コウに相応しいのは夏芽とか、大友じゃ夏芽に相応しくないと二人を別れさせようとしたり・・・。
段々痛々しくなってしまったカナですが、コウや夏芽に固執しないで自分の学校生活を楽しめば彼氏も出来てそれなりに楽しく過ごせたんじゃないでしょうかね。カナ自身のコンプレックスが強すぎてそれを逃避する為に自分の理想を他人に投影しちゃったというか。そんな思春期の危ういところはやっぱり作者は上手ですね。

痛々しいという表現が本当に上手なんですよねぇ。

コウでの実家での話が描かれると本当に生々しくてコウのしてることって実際ひどい事もしてんだけど、やっぱりコウがかわいそうで救ってあげたいと思うんですよ。14巻ではコウと夏芽が結ばれて・・・私までやっぱり(過程はどうあれ)この2人がいい!とカナのように思いつつ大友が非常に可哀想でしたね。
読んでてまたもや結構重い展開になってきましたが・・・続きが気になります。


平和だった時の2人が懐かしいです
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