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へび苺の缶詰

へび苺の缶詰 (Feelコミックス)へび苺の缶詰 (Feelコミックス)
(2009/06/08)
河内 遥

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【あらすじ】
7年つき合った男にフラれたOL・コマちゃん。傷心の勢いで絵本作家のチャコのところに転がり込んだものの、彼女は入れ違いに家出。チャコの家には「親類です」と名乗る男、池ノ上がいて――。
池ノ上に恋する青年を描いたスピンオフや、描き下ろし後日談の他、幻の短編「あさにかえる」など心惑わす珠玉の5編を収録。


なんか、不思議な読後感でした。
面白いんだけどちょっと読んですぐは感想が思いつかないって言うか。

収録する作品の順番は作者が考えたんでしょうか。
本の中で一番スゴイと思ったのは作品の順番です。

表題作、「へび苺の缶詰」は「空の箱庭」のスピンオフ作品なのでメインの内容は「空の箱庭」なんです。更に作品を書いたのも「空の箱庭」が先でその後が「へび苺の缶詰」。普通なら「空の箱庭」→「へび苺の缶詰」の順で入れるべきところを「へび苺の缶詰」→「空の箱庭」にしたことがスゴイと思います。
この順番にすることで両作品の読後感は全く変わると思います。

どうスゴイかってのはやっぱり読まないと何とも説明づらいのですが「へび苺の缶詰」で池ノ上とチャコとその子供の富士郎という一見普通の家族だと思っていたのが「空の箱庭」で、その種明かしをされた感じになることです。


ここからネタバレ▼





■スクリーン
数ページの短編です。過去の自分が今の自分を見たら・・・の今の自分はどうしているのか。
20歳の自分はきっと夢を追ってた時だから一番嘆いてるんでしょうね。

■へび苺の缶詰
サイド・ストーリーを表題作にするところもスゴイなぁ。あと「夏雪ランデブー」もそうだけど幽霊ネタ好きなのかしら。ある雨の日に池ノ上のところに大学の後輩が尋ねてきます。「そろそろくると思ってた・・・」と彼は迎え入れます。彼は池ノ上に思いを寄せていたんですがその奥さんがその思いを知っていて・・・奇妙な人間関係なんだけど、どこか情があるってのが作者の作品の味だなと思います。
「空の箱庭」とは全然違う内容でコレはコレで別の作品としてとてもいいお話なんです。だから最初に入れることで「空の箱庭」と関係無い気持ちで読めるのが良かったです。後に入れたら絶対話を引きずって読んでしまうと思うので。

■空の箱庭
主人公・コマが彼に振られ、自分の部屋にいるのがツライと友達のチャコの家に。チャコは大雑把な性格なんだろうなぁというのは「へび苺の缶詰」でも匂わせてあるんですが、快く迎えて置いて自分は雲隠れしてしまう。チャコの家には親戚だという同居人の池ノ上がいます。これが「へび苺の缶詰」の池の上なのですぐにホントは旦那なんでしょ。とわかってしまうのは順番のせいですね。ここはどっちの謎を優先するか考えたかもしれませんね。
でも私は初期と絵が違うせいで「え?別人、旦那?どっち?」と、最初考えてしまいました。二人が夫婦になったいきさつやチャコが大雑把な性格に見えて実は彼女もある悩みを抱えていることがここでわかります。

池ノ上とチャコはお互いの傷を癒すというより舐め合っているような夫婦だったのですが、最後は全部抱え込んで家族になってるんだなというのが「へび苺の缶詰」でわかっているのでこの順番で読ませようと思った事がスゴイなと思いました。

よく、映画でラストから始まって時間を遡って行くストーリーがありますが、そんな読後感でした。



他2編入ってました。
最後に書き下ろしで「ボクの箱庭」があります。こちらも良かったです。池ノ上がボクがお父さんになった、というのがね。



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