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星は歌う  全11巻

星は歌う 第1巻 (花とゆめCOMICS)星は歌う 第1巻 (花とゆめCOMICS)
(2008/01/18)
高屋 奈月

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【あらすじ】
従兄弟で親代わりの奏と2人で暮らす椎名サクヤ。辛いときや哀しいときはいつも星を見上げ励まされてきた。そんなサクヤの誕生日に突然現れた不思議な少年チヒロ。優しい言葉を残し去っていった彼は一体、誰――!? はぐれ星たちの片恋ダイアリー



去年の初め頃にフルバを大人買いしました。と、いっても古本で1冊50円だったので大人じゃなくても買えますね。そもそも、マンガを大量に買い占める行為自体、大人気無いんですけど。


フルバは連載中に友達から単行本を借りていて全部読んでました。で、面白いけど部分的にあまり好きじゃなったんですけど日が経つにつれて、もっとゆっくり読みたかったなぁと思ってしまいまして。ちなみにネタバレしないように書くなら・・・主人公とくっつかなかったキャラの方と結ばれて欲しかったんですよ~!チッ。

でもってこちらは連載してた時から暗さが溢れ出していて・・・どちらにしても高屋さんのは伏線が多いから終わってから読もうと思っていてそのままだったんですが、リーゼロッテ読んでからこちらをと思って読んでみました。

うーん、正直なぜここまで全員不幸を背負った話を描かれるのかはちょっと理解し難いなぁと思ってしまいます。それも肉親や友人から心無い言葉を浴びせられる場面の多いこと。フルバでも私はそれが嫌だったんですが・・・。最後に救われるとこまで書いてるから、主人公がそれでも強く生きてるからいいってもんじゃないと思ってしまうんですよ。

作者さんのそういった表現の極端さがあまり好きじゃないのかもしれません。
個人的な好みというのは重々承知で、お好きな方には申し訳ないのですが辛口です。



ここからネタバレ▼




物語自体はフルバもそうなんですが、前半に登場人物の謎やその人たちの背負ってる過去を回想でチラつかせたりと伏線だけを張ってモノローグでも説明的な事は一切排除して気になる感情だけの言葉を使って進ませる形で後半から登場人物の回想によって、徐々に背負っているモノやその人がそうなってしまった背景を明らかにしていく感じです。
フルバと同じでね、私はフルバを読んだ時に物語としては良くかけているけれど好きになれない部分があってコチラは暗そうだし連載中に聞こえてくる評判も微妙だったけど、どうかと思ってましたが・・・むしろフルバより苦手でした。

結局同じ部分が苦手なんですが、なぜ皆こんなに抱え込んでる人ばかり出すのかと・・・。チヒロもサクヤもカナメもね。
誰かのたった一言で傷ついたり心に何か背負ってたりっていう年頃の十代の子には自分だけじゃないんだと、響くのかなぁとも思いますが。
何事も主人公へ浴びせる言葉が一方的に徹底的にかなり人の気持ちや存在を無視したようなヒドイ事を平気でしてくる大人が出てきてってのも嫌いです。
大人なんて・・・という反抗期に読むと受け取り方がまた違うのか、もう私にはわかりませんが。

こういう徹底的に相手の気持ちを無視して攻撃することでしか子供達の傷つく心を表わせない表現が嫌なんです。
サクヤは何も悪い事していない「善」に対して理解してない人たちが徹底して「悪人」みたいな完全懲悪みたいな書き方が苦手です。その許され方の簡単なところも嫌です。許すなってことじゃなくて乗り越え方が簡単過ぎて。

そして、事情を知った友人達がサクヤに対して出会い頭にヒドイ事言ってますよね?カナメもユウリも不幸ぶるなとか聖も不幸そうだから近づいたとか・・・こういう子達を後の親友みたいにして出すこともどうかと思うんですよ。フルバも透の母親を亡くした時に加害者の娘の彼氏が透にこっちだって親亡くしてるんだから自分だけ不幸だと思うなみたいなこと言ったのが一番嫌いなシーンだったんですけどね。

人の不幸をあえてえぐるような事を言う人たちを全部許して友達になってたりするサクヤ。主人公はいつも不幸な境遇に負けないで酷い事言われても傷ついていても結果的に相手を許してしまう。こんな心の綺麗な人になれたらいいなって思いながら読めた年代の頃もあったので言いたいことはわかるのですが、逆にどんなヒドイ事をしても言っても後で反省して誤れば許されるのかという風に読み手に受け取れてしまう危うい話だなぁと思います。
モラルハラスメントみたいな人たちばっかり出てきてもっと作中でセリフの言葉の選びようがあると思うんです。

漫画だから簡単にどんなひどい事されても負けないし許して友達になって心が綺麗な人がいていいけど、世の中実際にそんな人いなくて、絶対にわだかまりが残るし言った言葉は取り消せないし、たった一言で人間関係無くす事もあるしという事をちゃんと描く方が大事なんじゃないかって思ってしまいました。
悪者は皆徹底して相手の気持ちを考えない悪い人達でそれが最後の方にこっちにも事情があったんだよ、ごめんですんじゃったりして。

ストーリーの起承転結みたいな構成は最初からきちんと考えられていて物語を描ききる部分はすごいなぁと思うし、何かを背負っていても主人公が恵まれない環境の子が多くてもいいんですけどね。

最後の終わり方はとても穏やかな空気感で今まで暗かったので良かったなぁと思えたのですが逆に最後が少し物足りないというか・・・。

2巻で聖が同好会の説明でサクヤが発表する草稿をわざとチェックせず星について語ってしまい周りから冷やかしにあい「彼女のああいうところが好きだから。」と言ったり「味が消えちゃうでしょ」っていうのに聖のサクヤへの気持ちに何かとても含みを感じたんですよ。聖がサクヤに近づいて友達になってという部分にも本当はもっと違う話を考えていたんじゃないかと思うんですが。先生だって、本当はもっと複雑に絡んできそうだったのにあっさりだったし。

作者だったらもっと他のキャラの背負った荷物を降ろすまでを綺麗に考えてたんじゃないかと思ったんですが少し打ち切りというか予定より連載期間が短くなったんじゃないでしょうか。収束に入ってからが早くてとりあえずもうサクヤとチヒロの二人に絞られたような進め方になってました。

作品としては重いテーマの内容を描くことが出来る力量のある作者さんと思ってるし批判してるわけじゃなく本当に好みの問題で個人的受取り方の問題なんだろうなあと思いますが・・・。




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