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デーモン聖典 全11巻

デーモン聖典 第1巻 (花とゆめCOMICS)デーモン聖典 第1巻 (花とゆめCOMICS)
(2003/08/05)
樹 なつみ

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樹さんの発想力ってすごいなぁ~といつも思います。

【あらすじ】
近未来。孤児のもなは双子の姉・りな、遠縁の忍と三人暮らし。奇病“逆行症候群(リターン・シンドローム)”で9歳時の身体に退行したりなを、いつかしのぶが治してくれると信じている。そんな三人の前に、かつて母と関わりのあった霊的存在・ミカが現れて…!?


SFファンタジー世代の人なんですかね。清水玲子さんが竹宮恵子さんや萩尾 望都さんから影響された世代だとおっしゃっていたようにこの辺りの方は第二世代みたいな感じなのでしょうか。白泉社って以前はSFファンタジーが多かったですよね。今はあまりSF無いのは時代の流れなのかなぁ。

ストーリーはいつも面白いのですが登場人物に特に好きな人がいないというか・・・。でも樹さんの作品は登場人物で特に女性が好きじゃないタイプの子が多かったのですがこれは嫌だなと思うタイプもいなかったです。

ネタバレ感想は結構ネタバレになるかと思います。作者の作品って謎の小出しが多いのでまとめ読みした方がスッキリしますので読む予定の方はネタバレ感想は控えた方がいいと思います。
ラストの完全ネタバレだけはしないよう気をつけます。


画像 2163


ここからネタバレ▼




最初の出だしからもう謎だらけで何?何?一体何が起こったの?ってか、何?な始まり方です。急に場面も変わるし人間関係も何?でした。でも1話を読むだけでかなり引き込まれます。

リターン・シンドロームという病気が世界に流行し、原因不明であっというまに存在自体が消え衣服のみが残る病気。それはどうしてなるかも不明・・・なのですが実は国はある事実を隠しています。人類が「デーモン」と呼ぶ存在が人間に触れると人は時間を奪われ消滅してしまうのです。何億年も生きるデーモン達にとって人間の人生は瞬き程度のものとして存在が無に還ってしまいます。しかし、デーモンの存在を隠している政府や国の重要機関によってそれは「原因不明の病気」として処理されていました。

主人公「もな」と「りな」は双子の姉妹なのですがりなはある日そのリターン・シンドロームを発症し少しずつ成長が逆戻りしてしまいます。14歳の彼女は12歳で発症し現在は見た目は9歳の少女。唯一の母親を亡くし親戚の忍に引き取られ暮らしていますがりなは普通のシンドロームの症状とは違い一瞬ではなく長い時間をかけて少しずつ時間がもどっているがいずれ消滅してしまうのでは?という状態。

色々と状況説明をするだけでも大変なくらいのオリジナル設定がかなり多くもうあとは気になったら読んでください!という気持ちですが。最初はもなの前にミカがあらわれもながK2の「鎖」になり・・・と状況が進むのがとても面白かったのですが中盤で海外の機関が人類がデーモンを倒すとか言い出してから少しね、中だるみというかその展開事態が「え?」と思ってしまいました。人間とデーモンの対決ってちょっと期待してないし・・・と。

ただデーモンの存在として「鎖」という存在を無意識に探してしまう為に接触してしまったり更に鎖の中でも稀にいる一生に出会うことが出来るかもわからない「サクリード」という存在等がわかってくると、デーモンが何の為に行動を起こしているかというのが、結局は唯一無二の愛を求めてるようでなんだか切ない。
そして忍とヘルムートの秘密がわかってくる後半からまた話が盛り上がってきて一気に読めます。

ミカもK2もリョウも赤龍までデーモンなのになんか本能のように愛を求めて彷徨っているんですね。自分から死ぬことも出来ずに永遠に近い寿命を持つデーモン達が望む幸福な死ってのも切ないですねぇ。

樹さんに多い展開ですが傭兵部隊みたいなのが出てきたり指導者がマッドサイエンティストっぽかったり世界を掌握したい(または破滅させたい)とか不老不死とか言い出す展開は作者自身の過去作品の投影っぽくていい加減その構想からは早く離れて欲しいと思いました・・・。

ただね、ヘルムートが何を求めてこれだけの行動してきたのかということがわかってからはね・・・最後に忍からの何を求めてこんなことしちゃったの?ってちょっと・・・。話をこれだけ広げておいて最初っからやり方が間違ってるでしょって思うんですよ。正直言って壮大な話を入れて目的の為の手段がおかし過ぎる。

人口増加がどーのとか国をとか忍からの言葉を求めてやってきたとは思えない行動の数々が全部話を壮大にする為のこじつけに見えてしまったのが残念でした。切り取って考えればよく思いつくなぁと思うし赤龍が愛してもらえないなら憎しみでも良いからという概念には切なさを感じますが、これを繋げてしまうとどうなんだろうと・・・。

それでもこんな話を良く思いつくなぁという風に思います。
最初から最後まで巻数まで予定通りってさすがだなぁと思いました。その根本的に腑に落ちない構成さえなければもうレナの前にミカが現れた際の、デーモン達が15年前になぜ急に増えたかって理屈までもがちゃんと計算されてたんだなぁ驚いたし。もなが急に大きくなったのはまぁいいとして樹さんの思い入れはかなりデーモン寄りでしたね。私もデーモン達に肩入れしたくなるくらいでしたけど。

でも主人公のもなとK2の「サクリード」としても絆みたいなのはイマイチ影が薄かったです。読み終わってみると主人公が忍みたいだったし。
K2は色々と特別過ぎて言葉をもらっても大丈夫だったりとかほっといても大丈夫って感じだったしなんだか無邪気過ぎてペットと飼い主の関係みたいでした。

ただ「鎖」になる存在はなぜか家族の愛情に恵まれない子供が多いのが特徴とありましたが、作中ではなぜだろう?という説明は無かったけれど聖典としての「世界で一番愛している」という言葉をもらうのには確かに普通の家庭環境で育った子供がデーモンを唯一無二の存在とはしないと思うんですよ。やっぱり両親になるでしょ。
そこも考えての設定なんだろうなぁと思うとやっぱりすごいなぁと思います。

最後よりもこのシーンのが感動しちゃった
画像 2169



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