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スプラウト 全7巻

スプラウト(1) (講談社コミックスフレンド)スプラウト(1) (講談社コミックスフレンド)
(2006/01/13)
南波 あつこ

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本誌立ち読みしてた時に連載が始まったこともあって殆ど全部読んでんだけど今度ドラマになると知ってちゃんと読んでみようと思いました。この漫画が?とは思ったんですが下宿話ってドラマのキャスティング的にはおいしいのかも。でも草平が主人公っていうしだいぶ違う内容なんでしょうね・・・。

【あらすじ】
仲よしの女友達がいて、年上の彼氏がいて、思いわずらうことなんてなんにもなかった高1の実紅(みく)。だけど、ある日突然、お父さんが下宿を始めると言いだして……!?ままならない想いが交錯する青春ラブストーリー。


読み返したら、やっぱり好きかも!と思って。連載が終わってから読もうと思ってた「隣のあたし」とか過去作品もまとめて読みました。内容としては「隣のあたし」の方が起伏がある内容で、表現もわかり易いんですが作品としてはこれが一番好きです。モノローグもセリフも少ないのですが心情表現を絵の「表情」とかちょっとした行動とかで表しているのが私の好みなんですよ。視線とかほんの少しのことで実紅や草平の心が動いていく感じが出てて。

そして立読みで流し読みをした時よりも単行本でまとめて読んだ方が作品の空気感?が好きだなと思いました。
下宿っていうのも懐かしくていいですね。居間に続く縁側といい。
庭で花火をしたり焼き芋をしたりなんだか作品自体がほのぼのして大好きでした。

最初から中盤にかけての絵は好きで、草平の顔も好きだったんだけど・・・どんどん絵が平面ぽくなってますね。今の「隣のあたし」も線が荒いしこの頃のが好き。


草平の顔が好き。そして何も言わずに表情だけの場面も好き。
画像 1613


ここからネタバレ▼




先輩に告白され何となく付き合ってた実紅。
草平は下宿先の実紅の存在に気付いて見てたんだけど、実紅はまだ下宿のことも知らないので自分を見てる男の子のことを意識してしまう。わかり易く優しくされたとかより、こういう何気なさがいいです。

ただ、立読みしてた時も思ったけどカップを割ってしまったみゆに草平がカップなんて後でいいよみたいな事言うのはちょっと嫌でした。人の物を壊しておいて、壊された人が言うならまだしもと思って。

そしてこの二人、最後までお互い「好き」って言わないんですよね。
でも実紅が草平を好きだってことは草平には伝わってるし(まぁ実紅はわかり易いよね)、草平が少しずつ実紅に惹かれていってるのも表現されてる(ここがきっとわかりづらい)。草平が自分でも気付かないうちに実紅に惹かれていく気持ちの動きを表現されてるからでしょうか。

実紅がキャンプ先で、家出した時に「草平の顔・・・見たかった」と言った時に草平にみゆからメールが来て、その返事がドライブ出発前、日中はすごく丁寧に書いてあるのに実紅と話した後の返事はたった一行。草平はみゆのメールより実紅からの言葉が気になって仕方無かったんだなぁと。
あと泣いてる実紅を抱き寄せようとする自分の腕に驚いたりとか。

作者の男性キャラは泣いてる子に弱い
画像 1630

漫画には珍しく実紅が頑張って草平を振り向かせようというあからさまな行動や、主人公が偶然ヒーローの心に入り込むような大事な場面に遭遇するエピソードも殆どありませんでした。
むしろ実紅が嫉妬や気持ちを殺そうとしているんだけど、感情が抑えられなくて嫉妬心が出ちゃったり泣いてしまうというのが逆に草平を揺さぶってる感じです。
下宿という共同生活の中で過ごすうちに草平が実紅に引かれていく、ただただ気持ちが動いていく「過程」が書かれている漫画でした。実際に人に惹かれていくのって劇的な事って無いと思うんですよ。何気ないけれど多くの接点の中で少しずつ気持ちが相手に傾いていく表現の感じがすごく好きでした。
実紅が嫉妬して自分でも抑えられない気持ちを年上の清佳やタッキーが察してフォローしてくれたり。
年上の二人は実紅の気持ちに気付いているけど二人とも実紅を問いただすことも無く何も言わずに気を使っている所もいいです。

草平は鉢植えを倒したみゆが自分が声をかける前に他の男の子達に助けられているのを見て、たまたま自分が先にみゆを助けたからで、他の人が先にみゆを助けていたらその人がみゆと付き合っていたのか・・・と思ってしまったんでしょうね。

みゆが別れを切り出したのも草平が自分はみゆじゃなきゃダメだと「そう、思ってた」と、過去形になってるのを聞いてみゆは草平自身では気付いてないかも知れないけれど、もう心変わりしていることに気付いて自分から別れを切り出します。「ストロボ・エッジ」のマユカが別れた時みたいな感じですね。どっちも別れる程では無いんだけどストーリー的に綺麗に別れるということで。

最後は草平が下宿先を出たことが寂しいんじゃなくて「実紅」がいないから寂しいってことが「好き」という言葉の代わりなんでしょう。両思いになって終わりという今時珍しい漫画でした。草平が別れたばかりですぐ好きって態度になるのも難しいって事なんでしょうし、これで良かったと思うけど正直言えばちょっと物足りなくてあと1話くらい欲しいとも思いました。単行本の納まりの関係でしょうか。

ただ表現の仕方も空気感も好きですが、この漫画って裏解釈しちゃうと実紅は彼氏持ちだったのに簡単に草平に心が傾いちゃってピュアなようで略奪愛だったし、草平も自分の事を思ってくれる子に泣かれたりして、みゆは自分じゃなくてもいいのではって、心が揺れちゃったし今後大丈夫かい?と、思ってしまいました。
好きな作品に自分で水差すのも変ですが・・・あらすじだけ説明すれば何てこと無い話なんですが、心情表現の仕方や、やっぱり下宿とか日本家屋的な作品全体の空気がいいんですねぇ~。




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