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亡鬼桜奇譚

亡鬼桜奇譚 (花とゆめCOMICS)亡鬼桜奇譚 (花とゆめCOMICS)
(2009/02/05)
斎藤 けん

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前に、感想を書いた「月光スパイス」ですが私はこちらの「亡鬼桜奇譚」を先に読んでました。
まぁ短編集だからどれを先に読んでも関係無いけど「月光スパイス」の時に個人的にはもう少し毒味がある方が好きだと書いたんですがこちらの作品のが毒味強いです。というか最初に読んだのがこっちだったから「月光スパイス」は全体的に優しいと思ったのかなぁ?

つづきはネタバレ▼



■「亡鬼桜奇譚」
タイトルがすんなり読めない。「なきざくらきだん」と読みます。
なんでこの作品を表題にしたんだろう、と思ったんだけど表題うんぬんを別にして作品の内容から「亡鬼桜」という言葉を思いついたのがスゴイなぁと思いました。
作品の内容とも合っていて、音的には「泣き桜」と意味もかけてある。「奇譚」じゃなくてもう少し柔らかい言葉でもいいかも知れないですね。内容的には「ひとめ惚れだった・・・」というシンプルな理由が男の純情のようで良かったです。

■無限時計
町にある無限時計は世界の寿命を示し、この町の住人たちは生まれた時から自分の寿命を示す腕時計をしています。時計の進み方は人それぞれ。それ以外では死ぬことが出来ない。
子供たちは大人の言うことを聞いていれば「幸せ」になれる。と、教えられていくのですがその「幸せ」というのは人によって違うものではなく「大人の決めた幸せ」なんですね。「幸せとは何か」ということも全て大人によって教え込まれていくこの箱庭のような嘘臭い世界。ミューは時計の進みが早いグザイと少年カイと出会います。この世界の大人は傷つかないように生きていくことが幸せだと解いているような不思議な世界でした。アレコレ書くと長くなりそうなのですがいい意味でモヤモヤさせてくれる話でした。

■サンドグラスの檻
読んだ時、一番好きかなと思ったんですが最後がちょっとご想像的だったのが残念でした。
革命により自分の命より大切な人を奪われたクレアは魔術を習い、若き王に復讐します。砂時計を戻すように王は1年ごとに記憶ごと若返っていく。だけど、若返っていった王と過ごすうちに王も自分の命より大切な人を奪われている事を知る。クレアは王と過ごし王になる前の彼の人柄を知って憎む心が消えてしまったんでしょうね。憎しみは長く続かない。憎み続ける事が出来なかった自分に対して、許せなかった王に対して違う気持ちが芽生えてしまったことへの「くやしい」なんでしょうね。
彼は記憶を全て無くしたわけですが術は解けたと考えていいのでしょうか。でも砂時計は持っていたんですよね。すごく素敵な発想の物語だけどもう少しだけその謎解きが欲しかった。それは無粋ってやつでしょうか。

■花のカノン
少年がお花屋さんで買ったお花。渡したい相手がいるのですが、悩んだ挙句お花を人にあげてしまいます。
お花は人に巡り巡って人々の心におもいおもいの花を咲かせてくれます。とっても素敵な話でした。
他の作品のように「毒味を効かせた優しい話」じゃなくてもう成分の100%優しさで出来ている(ヴァファリンより成分高い)話でした。最後は最初にお花を買った男の子にもお花が戻ってきます。
お花を渡したかった子からの花のような笑顔が。

全体的に他の甘くない話や最後の優しい話のが中途半端に毒味入れて最後ハッピーエンドより好きでした。
世の中そんなに甘くないからね。。

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