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福家堂本舗

福家堂本舗 (1) (マーガレットコミックス (2434))福家堂本舗 (1) (マーガレットコミックス (2434))
(1995/11)
遊知 やよみ

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連載当時、京都を舞台に、と書いてあるのに興味を持って購入したのですがとても好きな作品です。

【あらすじ】
京都の福家堂は創業450年になる和菓子の老舗。父を早くに亡くし母が雛・あられ・はな、の三人娘を育ててきた。
しっかりモノの雛が店を継ぐよう育てられてきたが、あられは面白くない。
なぜなら、あられはお店の職人健司が好きなのだが、母は雛と健司の二人を結婚させて跡を継がそうとしていたから。


この3人姉妹の恋と暖簾を背負ってきた為に犠牲にしてきた沢山の気持ちの交差した話がとても見事でした。
3人のうち雛とあられはお店を巡って、また親からの期待等を巡ってお互い好きなのに素直になれなかったり。
だけど、姉妹の関係の書き方がすごく絶妙なんですよね。

本当は誰よりも福家堂を誇りに思い自分が継ぎたいと思っているあられだけど、自分は期待されてなくて姉の雛ばかりを頼りにする母や、母の言うことを聞いて言いたいことを我慢してる姉に対して憎まれ口を叩いてしまったり。
雛は本当は店を継ぎたいわけじゃないけれど子供の時から店を継ぐ事を期待されて育てられて数多くのことを犠牲にしている。それぞれ姉妹の立場が違うのでどちらが良いわけでも悪いわけでもない。


ハナは年の離れた末っ子なので、跡継ぎ問題とは無縁で無邪気で3人の関係のバランスを取ってくれてるし。
 漫画だと分かり合えてないとか仲が悪い設定とかだと、もうそれだけしか書かれてない事が多いんだけど実際に姉妹って沢山喧嘩するけどすぐ仲直りしたり何かあると結託してという絶妙な出来事が本当に上手く書かれていて、そうそう兄弟って沢山喧嘩するけど仲良しなんだよね。ってエピソードが会話の中に上手に入ってます。

ここからネタバレ▼




桧山さんと結婚した雛の目の前に現れたサトコ。
正直、最初は別れてしまうのかなぁ・・と思ったんです。
桧山さんもサトコもひどいよ、って思うし。

でも一番切なかったのは実家に帰ってきて元気のない雛に「いつもみたいに笑ってよと」というあられに笑顔を向けて泣いてしまった雛のセリフでした。
画像 31420

お姉ちゃんは笑っていたんじゃなくて皆がお姉ちゃんを(無理矢理)笑わせてたんだって。
いつもいつも、お店の為にやりたい事を我慢して、あられから見ればお母さんのご機嫌ばかり取ってる雛。
あられはいつも雛を良い子ぶってると言っていたけれど、家では何一つ自分の希望が通ったことが無い雛にはそれ以外に方法が無かっただけという・・・。やり切れないですね。。

雛が桧山家に戻ってからの桧山家改造計画は見事で読んでいて楽しかったです。
3姉妹の普段の仲良い感じも出てたし桧山さんのお母さんのエピソードとか少しずつ桧山家がまとまっていく感じがして希望が持てる感じでしたね。

二人が子供の頃の話もなんだか誰もがあぁ、あるある。という子供の絶妙な気持ちでした。
ハナと庵くんの話も、転校する際に背の低い庵を見たのはこれが最後・・・というので又現れるのかなとは思ったけど壬生が出てきて、あ~それともこっちなのかな、と思ったけど初恋成就でしたね。
私も庵くんのが好きだったから良かったです。

最後がちょっと、なんだか昔の過ちを自分達の子供に繰り返してしまうの?という読んでいて怖い気持ちになったのですが。もう少し明るい終わり方でも良かったなぁと思うんだけど。それだけこの暖簾は重いのです、という事なんでしょうか。
また、当時掲載誌のぶ~け廃刊によって最終になったからちょっと最後、不時着しちゃったんですかね。
それでもいい作品だなって思う事に変わりはないです。


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