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恋する女たち 全2巻  <マンガ版>

画像 156
恋する女たち 1 (マーガレットコミックス)
(1987/07)
氷室 冴子、南部 美代子 他


斉藤由貴さんが映画でやっていたとご紹介した「恋する女たち」です。
(過去の記事→こちら)

【あらすじ】
高校二年の孝子。友達の汀子や緑子達はどうやら恋をしている。
自分はどうだろう?自分の思い通りにならない、考えたとおりにはいかない恋愛というのはとても怖いことだしおいそれと口には出来ないことだと思っている。ある意味、人一倍「恋」というものにこだわりのある孝子。だけど、最近クラスメイトの沓掛くんが気になって・・。


氷室さんが原作の漫画ですが、斉藤由貴さん主演の映画にもなった作品です。
私が最初に読んだ氷室さんの作品だと思います。
たまたま買っていた週間マーガレットで連載して結構好きだった漫画家さん。
ご自分の作品も書いていて結構好きだったので原作モノで意外でしたがこの当時、ひたか良さんが小泉今日子さん主演映画の「ぼくの女に手を出すな」を漫画にしたり、マーガレット内で映画を漫画にするのが多かった時期なんでしょうか。

マンガを読んでからかなり経って原作を読み思ったのはベースは勿論コバルトの原作ですが、マンガの内容や設定は映画の内容をベースにしてるんだということ。
コバルトでは北海道だけど映画・マンガは金沢が地元となってるし。

よく考えると、原作のある漫画って大抵は細かいところは結構違うんですよね。
ただ、山内さんの氷室作品があまりに原作に忠実なので・・・。

南部美代子さんというマンガ家さんが現在どうしてるかわかりませんが私は当時、結構好きで「キャンディ白書」とか「フラワーポット通り(ストリート)」とかも読んでました。絵も好きでした。久々に見て思いましたが似た絵の人いませんね。
見やすいし、馴染みやすいと思うけど、独特な感じもします。

さて、内容ですがここでもやっぱりちょっと変わった人格の友達がいます。
自分で自分のお葬式をあげる緑子。
嫌なことや、忘れたいことをお葬式という儀式をあげることによって吹っ切るんですね。
今回は6年越しの初恋の辰男さんが結婚することになり。。

自分のお葬式をあげる緑子。わざわざ死亡通知で呼び出される二人。画像 158

当時は、面白いキャラを考えた、と思いましたけど新聞記事でご自身が病気で余命が短いとわかってから自分のお葬式のことを友人に指示したり自分でお葬式準備をした氷室さんを読んで緑子を思い出しました。
やっぱり、登場人物というのはどこか作者に近い部分を持って生まれてきたものだったのかなって。。

緑子はあくまでもう捨ててしまいたい自分自身への出来事や気持ちへの儀式だったんですけど。だからこんな風に自分で自分を奮い立たせてるような変人だけどある意味真っ当な緑子の儀式が好きでした。

孝子のクラスメイトの沓掛勝。
気がついたらいつも目が彼を追っている。
孝子と沓掛君はクラスで軽口をたたきあう中。
彼も自分には妙に気安く声をかけてくる。

こうやって自分が少しずつ彼を好きなのだろうか?
と、自問しながら進んでいくストーリーがなんだかすごく好きでした。
少女漫画、とりわけ昔の少女漫画は既に主人公が好きな男の子が決まってたりわかりやすく好きになるのでなんだか自然な片思いの感じがしたんです。

画像 159

自分の気持ちに気づいてしまった主人公。
あぁ、くやしいが恋してしまったんだ。
それから孝子の「恋する女」としての苦悩?が始まります。

画像 160

ここからネタバレ▼




当時はマーガレットばかり読んでいた私。
定番のラブストーリーが多く、どこか主人公の片思いの中にも、相手もきっと好きなんじゃないかな的な要素が現れている展開が多い当時のマーガレット。いつ、どっちが告白するんだ!どうやって結ばれるんだ!と、思いながら読んでました。きっと結ばれるだろうとわかっていて(というか期待して)読む中でこの作品はそれを裏切ってくれたんです。

序盤で彼女がいることがわかる。今なら結構多いパターンだし当時も他にもあったかもしれないけれどその時の小学生の私には妙に新鮮だったしなんかのちのち彼女とうまくいかなくなるパターンとか色んなパターンを今なら想像出来るけど。

それでも、好きだ、ちきしょー!という、潔く腹をくくった主人公に妙に好感をもった。
そしてなんか、かっこいい。って。

孝子が酔っ払って(注:高校生です)尼寺にいってやる!と、髪を切ってしまったのが妙にかっこよく思えて(なぜだろう?)当時、小学生だった私は自分も髪を一房だけ落としてしまいました! ←アホ
親には「はさみを使ってたら間違えて切った」と、言ったような。

片思いだけど、相手に対して特に何をするでもないという今思えば不思議なまんがです。
画像 165

印象的な場面は失恋をして、どうしていいかわからない気持ちを「色々なものに対する復讐」として、風邪引いて寝てる友達の彼に突然キスしてしまうところ。行動は突拍子もないし口でも強がっているのに鏡に映った表情は涙を流して悲しんでいた。

強がっても恋愛はやっぱ自分じゃコントロールできない切なさを感じました。
画像 167

内容の進み方は全部一緒ですが、後半が原作とは違いました。
原作は「恋する女たち」である孝子や周りの友達と孝子のやり取りが多く沓掛君とはあまり接触がなく、失恋してもずっと思い続けるような形ですがマンガでは孝子は思い切って美術部の絹子に裸婦画を書いてもらい展示会でそれを見ている沓掛君に告白し去って行きます。(絹子もやっぱり変人です)

画像 169


そして、そのまま友達と孝子の姉の結婚式に出席し孝子がブーケをキャッチ。
追いかける友達から逃げまわり、ふざけあっている教会の先には沓掛君が。

画像 168

返事がどんな言葉だったのか。それは描かれてません。
想像して下さいって感じなんだけど、なんとなく上手くいくんじゃないかなって思えるような雰囲気で終わってます。多分、この漫画を手にすることは難しいと思うので私には珍しくラストまで書いちゃいました。

長い間マンガのラストの方が馴染みがありきちんと終わっているので何気にマンガのラストのが好きです。

コバルトの方は孝子の性格がかなりストイックだし。
頑ななまでに恋する気持ちと自分の理性との兼ね合いにこだわるのが読み手としては面白いけれどこれは少女マンガとしてはちょっと味気ないですからね。




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