2015.01.11
ペン先にシロップ 5巻 (完)
![]() | ペン先にシロップ 5 (Cheeseフラワーコミックス) (2013/08/26) 七尾 美緒 商品詳細を見る |
★別巻の感想は作者別カテゴリで検索して下さいませ★
【あらすじ】
メガネブス、遂にイケメンに陥落す!!あたし…いつのまに先生のこと、好きになってたんだろ?
お待たせしました!
メガネブスの編集者が、
ついにイケメン漫画家に陥落します!
★ネタバレありです★
5巻で終わりましたね。
終わって良かった・・・と言うか終われて良かったと思いました。いい意味でね。
なんか迷走し出してしまって大丈夫かな?と、読んでて内容よりが面白いかというよりも最後までちゃんとストーリーが着地出来るのか心配な気持ちで読んでしまってました。
とりあえず内容としては1巻と5巻で十分だったんじゃないかなと思ってしまったのですが、要するに1巻と5巻は良かったです。
仙川だけが一体何の為に出てきたんだろう?
当て馬にするハズだったんじゃ?
と、思っていたのに大した当て馬にもならずに、虐待されていたヒロインのトラウマ克服の中にもあまり必要が無くてお宅先生の方が後半で主張が強くなってしまったのも意味不明でした。
兄妹問題も微妙な感じで片づけてたし。
菜花がなんとか伊吹と恋をしようと決めたところで二人の気持ちが固まっていって・・・というのは良かったです。
両思いになってからの部分とかは。
ただその間、なぜ菜花が伊吹に惹かれたのかという過程があまりうまくかけてなかったですね。読み切りの時はそういうのが丁寧で好きだったんですけど。
作者も相当苦しかったそうですが、読んでても相当苦しそうだなと思いました。
これを機にまた新作も頑張って欲しいと思います。
(って、新作出てるけどまだ新作読んでません・・・)

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2013.07.09
ペン先にシロップ 2~4巻
![]() | ペン先にシロップ 4 (Cheeseフラワーコミックス) (2013/03/26) 七尾 美緒 商品詳細を見る |
別巻の感想⇒1巻・
【あらすじ】
イケメン作家、ついにブスを諦める!弱さゆえに盗作してしまった新人作家を守って、盗作された側の伊吹を傷つけてしまった菜花!先生は強いから。私のせいで原稿を書き直すハメになった時も、手を傷つけられた時も。
いつも、いつだって「しょうがないなー」と笑って、スーパーマンみたいに助けてくれたから、だから大丈夫だと思った。私みたいなダメ編集がいなくても大丈夫だと思ってた。
だけど…「作家にとって、担当はひとりだけど、編集にとってはそうじゃない…」
いつもいつも、笑って許してくれていた先生だったのに…
「オレの担当、外れてくれる?」
1巻を読んで、面白くなるかもしれないという片鱗があったので他の単行本を読んで好きになった七尾さんなのですがこの連載は続けば続くほど何が描きたいのかわからないなぁと思いました。
最初の頃は菜花と伊吹、仙川の三角関係になるのかなぁと期待してたのですが結局これといった出来事で二人の男性から思われて素敵、とか羨ましいと思わせる描写も特に無くて。ただ何をしていても、どちらと接していてもひたすら菜花のすることが自虐的で段々一生懸命なヒロインというよりもうざい。と思えて来てしまうほどに。
いい編集になることにこだわっているのか?自分を必要とされることにこだわっているのか?菜花のしていることが理解できなくなってきます。
過去のトラウマとか盛り込んだ割に仙川とのことがあまり進まない。あのペンダントとか過去のこととか少しずつわかってきたのに、そこをストーリーとして盛り上げることに使わずに幼少期のトラウマの謎を明かした後に仙川との描写があまり無くストーリーに活かせてないような。
オタク先生を庇ったり拘っていて騙されてるとわかってるのに役に立とうとしてる菜花の思考やモノローグに読んでてなんだか無理感があるんですよね。ストーリー的にも読んでて面倒くさい気持ちになる。オタク先生の出番自体あんなに必要ないのにって思うんですが。
オタク先生をなぜあんなに出すんですかね?トラウマ克服漫画だったのですかね?まさか四角関係にして逆ハーにしようとしたのかしら。オタク先生、あんなにストーリーに必要ないからもっと3人での思いを交差する話に集中した方が良かったと思います。
で、最初は菜花が主人公で進んでたのに途中からは菜花が誰を選ぶかわからないようにするためか菜花主体のモノローグが減って伊吹のモノローグが多くなって主人公が伊吹みたいな書き方になってて内容も迷走してきてる気がします。
2巻を読んだ時に思ったよりも盛り上がらなくて持ち直すかなと思ってこないだ3,4巻とまとめて読んだら益々ストーリーが破綻してる気がしました。一応4巻の最後に伊吹を選んだような所で続きになったんだけど・・・。私の中では今更という気持ちになってしまいました。
七尾さんの描く作品はもともとちょっと陰な部分を持つ主人公の片想いでの一途な気持ちとかが良かったのに連載モノで誰を選ぶかわらないという展開が持ち味をただの陰気な作品にしてしまった気がします。連載って難しいんですね。
早く違うストーリーというか、違うヒロインの作品が読みたくなってしまいました。


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2012.09.07
水恋
![]() | 水恋 (フラワーコミックス) (2011/03/25) 七尾 美緒 商品詳細を見る |
【あらすじ】
不器用なリオは、同じ水泳部の潤になかなか好きと言えず、長い片思いをしている。そんな時、積極的な後輩が、潤を好きだと言い出して…?恋が上手い女の子なんているのかな?好きなのに、でもその気持ちがバレるのが恥ずかしくて、必死で完璧に気持ち隠して…、そんなことを繰り返して全然恋が進展しない。長い長い片思いをしてしまう…。
七尾さんの作品は男性は大抵女性に好意を示しているのですが主人公が自分に自信が無かったり今までの関係性が変わるのを恐れたりして飛び込めなかったりします。
そこがもどかしいけど切ない感じがして良いのかもしれませんね。
たまに「もう、そこで好きって言っちゃいなさい!」と言いたくなりますが。
ここからネタバレ▼
2012.09.07
愚か者の恋
![]() | 愚か者の恋 (フラワーコミックス) (2011/10/26) 七尾 美緒 商品詳細を見る |
七尾さんの作品はエロくないのに雰囲気がエロい気がする。でもきちんとしたお話を書く人なので昔のチーズや少コミ時代のテイストが苦手って人でも普通に読めると思うんですよ。
冷たい男の子のお話は結構好きです。主人公が自分に好意を寄せているのをきちんと自負した上で冷たくあしらうような男性です。でも本気で嫌われてるわけじゃないと感じさせるような。
なんかこの手の話の漫画が昔あった気がしたのですが・・・頭の引き出しから全然タイトルが出てきませんでした。
本命の彼女と電話しながらですよ

ここからネタバレ▼
2012.08.27
その目、口ほどに。
![]() | その目、口ほどに。 (フラワーコミックス) (2011/08/26) 七尾 美緒 商品詳細を見る |
付録掲載だったようで長い読みきりでしたね。2作とも結婚がテーマだったようですが甘い新婚生活とか好きな人と結婚したというお話ではなく主人公たちに「結婚」を掲げられたストーリーでした。
表紙はエロ臭いSタイプな男性の感じがしますが、内容はかなり違います。
チーズとかってたまに表紙がエロっぽかったりして昔の印象が強い私には手を伸ばす気が起きないことがあります。でも読んでみると全然普通なお話だったりして表紙で損してる気がする。
ここからネタバレ▼
2012.08.19
彼女が彼におちる理由
![]() | 彼女が彼におちる理由 (Cheeseフラワーコミックス) (2010/10/26) 七尾 美緒 商品詳細を見る |
雰囲気や独特の間でストーリーをつなげていく感じが好きです。
前巻の作品でも2作あったけどキスされて相手を意識してしまうってパターンが多いですね。作者の雰囲気が好きなのでいいんですが・・・一気読みしたせいか余計このパターン多すぎるなぁと思ってしまいました。
でも全体的にどれも好きです。雰囲気がいいんですよね、なんか。
セリフとセリフの間に雰囲気があるっていうか。要は好みなんですよ。
いつも男性側が一枚上手って感じのコが多いです。オレ様タイプよりスマートで好きな人は結構たまらないキャラだと思います。
ここからネタバレ▼
2012.08.08
キスと後悔
![]() | キスと後悔 (Cheeseフラワーコミックス) (2009/11/26) 七尾 美緒 商品詳細を見る |
七尾さんの「ペン先にシロップ」を読んでなんか気になる作者さんだったので読んでみました。短編を全部読んでみましたので順番に。チーズの作者さんはそんなに詳しくないのですが、私は藤原よしこさんが好きなんですが藤原さんの主人公はポジティブな子が多いのですが七尾さんは藤原さんのネガティブ版みたいだなと思いました。(私が勝手に思っただけですけど)
悪い意味じゃなくてシリアスな空気をまとった作品が多いなと思いました。
全作品において独特な雰囲気があって全体的なストーリーの流れは明るいのに主人公のモノローグがすごいシリアスです。色々読んでて思ったのはちょっと自分に自信が無い後ろ向きな主人公が多いですね。
ここからネタバレ▼
2012.07.25
ペン先にシロップ 1巻
![]() | ペン先にシロップ 1 (フラワーコミックス) (2012/05/25) 小学館 商品詳細を見る |
別巻の感想⇒2~4巻・
七尾さんの作品を今回初めて読んだのですが、なんか荒削りっぽいけど、面白さが見え隠れしてました。他にどんな作品を書かれてるのかなぁと気になって読んだら面白くて短編集を制覇してしまいました。
【あらすじ】
全ボツだらけの人生を彼が描き直してくれた「面倒くさい人だなぁ」そんなこと言うなら、私のことなんて放っておけばいいのに。「桐島さんって、どっちかっていうとブスですよね」「頭も悪いし、どんくさいし…、漫画の編集者としては最悪ですよね」…そりゃあ、そうです。
18歳にして天才の名をほしいままにしている売れっ子漫画家の伊吹先生にかかったら、私なんて、ミジンコみたいな存在だと思います。「でも…なんでだろう?俺、あなたと恋がしたいんです」「面倒くさいと思うけど、あなたに振り回されるの、嫌いじゃない」全ボツだらけの人生を、彼が全部描き直してくれた。世界一甘い、ラブストーリーに…。
最初の頃は主人公の菜花がドジっ子過ぎる?と思ったのですが途中からの一生懸命さと過去に隠れてるトラウマっぽさが見えてきて今後どうなるの?という感じで気になります。
菜花はマンガの編集担当者なんですがドジが災いしてすぐ担当から外されてしまう。伊吹は高校生の売れっ子漫画家ですが、冷めた性格で今まで恋愛をしたことがなくてやっぱりいい作品を描くには恋愛も必要だと思う。と、ちょうど担当を外されていた菜花に恋の相手を頼みます。

ここからネタバレ▼